崖下に二十余軒もつらなる茶店では、茶汲女が化粧をこらして客を待つ。


線香突きの亭主に死なれたおそのは、帰った芝・新網北丁の実家では父親に中風で倒れられ、愛宕権現下の茶店へはたらきに出ていた。そこで、座頭・彦の市に囲われたのだった。

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尾張屋版


愛宕下(『江戸名所図会』) 

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