2006年 10月
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敬称略・逆日付順――
10月28日
10月28
日
2006年10月28
日(土)
鬼平熱愛倶楽部10月ウォーキング 「歩いたね」
発信:おまさ
今回は『大横川・猿江』コース、集合場所は「東西線・木場駅」。
ワタクシおまさは、チト早めに13時半に現地に到着。
あれ?いつもだったら何人かは来ている時間帯なのに今日は数人。
西坂会長に「洲崎神社に行っているメンバー達がいるから見に行っておいで」と言われ、案内役を白浜さんにお願いして、14時の集合時間前に散策開始。
外に出て少し歩くと、知った顔のメンバー達が数名、和菓子屋『船橋屋織江』前で陣取っておりました。
『船橋屋織江』。以前、メンバー白浜さんが見つけてきた和菓子屋です。
もともと深川佐賀町にあり、練羊羹が江戸中で人気になったお店。
江戸買物独案内にも載っているすごいお店なわけで。
船橋屋織江 『江戸買物独案内』より
鬼平好きにとっては、文庫8「白と黒」で、深川・佐賀町[船橋屋伊織]として記憶に残っているはず。これは架空の名前。伊織は平蔵の祖父の名前らしい。
講座時の西尾センセの説明で覚えているのは、
「船橋を渡ってきたと杜氏言い」船橋屋で修行をしてくると箔がつくと
菓子職人達の間で言われていたと・・・。
今日は、おじいちゃんが店番をしておりました。
杜氏(和菓子職人)だったりして。
みんなでワイワイ騒ぎながら和菓子を購入。
おまさが買ったのは、「茶まんじゅう・ふぶき・くるみまんじゅう」の3種類。2個ずつで計6個。1個100円という安さ。
なのに赤いおまんじゅうを2個もオマケしてくれちゃいました。うれぴ!
船橋屋織江の記事を見せていただき、靖酔さまがコピーに走る。
このコピー、おじいちゃんが自信満々見せてくれたけど、実は以前、白浜さんがお店に渡した記事らしい(大笑)。
「洲崎神社」に行く途中、見えてきたのが真っ赤な橋「新田橋」。大横川に架かってる。
橋のたもとには「船宿 吉野屋」。なんかいいね〜この雰囲気。
船宿はビルだったけど、きっと昔はこうだったんだろうななどと想像しながら橋を渡りました。川面には屋形船や猪牙舟も想像。てへへ。
以前架かっていた元の「新田橋」は、現在は富岡八幡宮横の八幡堀遊歩道に移転しているとの白浜さん説明でした。弾正橋の近くだって。
「洲崎神社」に到着。お賽銭をいれてお参りして、右奥の「弁天様」へ。
柵で囲われた池の真ん中にちっちゃな祠(ほこら)がありました。
弁天様は芸事の神様として知られているけど、おなじ女性の神様の吉祥天と混同されて、お金がたまるとも言われるようになったとか。銭洗い弁天とかね。
境内には「波除けの碑」もありました。寛政時代のオリジナルと現代の複製の2つ。
この辺りは江戸時代は海岸線だったんだって。
だから「ここから先は人が住んじゃいけません」の碑も残っているんだって。
近くの小学校内にあるらしい。見たいね〜。
そんなこんなしているうちに集合時間の2時が近づいてきたので木場駅に戻る。
第1ポイント『木場公園』。
木場公園の中には入らなかったけど、公園の外での説明。
材木を貯木する場所を木場と言うんだって。
白浜資料を頂いたので、メンバー達、読みながら聞く。
白浜講師の説明に聞き入るメンバー
おまさが面白いな〜と思ったのは、貯木する時、真水に入れても地上に置いても腐るけど、海水に入れると大丈夫だということ。江戸時代のが出てきた時、外側は泥まみれだったけど、中は綺麗だったと・・・。すげえ〜。
貯木される材木が井桁に組んである姿は江戸名所図会からも見ることが出来るので、図会を見ながら聞く。その場所に図会を見ながら立ってるって実感がわくよね。
ここからは大横川沿いにテクテクと歩く。ず〜っと歩く。まだ歩く。
第2ポイント『亥之堀橋(船宿 鶴や 跡)』。
ここに船宿 鶴や があった設定。
で、「暗剣白梅香」で金子半四郎が堀川を隔てて鶴やを見張っていた。
今は亥之堀橋があるけど、江戸時代は橋なぞ架かっていなかった。これじゃあ鶴やにゃ斬りこめんぞ〜。どうなってんだぁ〜。い・け・な・み!
作家の宮部みゆきはこの近くに住んでいたらしい。今は猿江だって。
またもや大横川沿いをテクテクと歩き、新扇橋を越えて、次のポイント。
第3ポイント『重願寺』。
お寺の入口に立派な山門がありました。平成12年に建立されたとか。
奈良薬師寺の講堂が解体された時、その用材(樹齢400年)を使って足立区の宮大工の牧野棟梁にお願いして建築。「四脚門型の山門」なんだって。
境内に入って、墓所の夭折の画家 関根正二の墓を見る。お姉さんの奥田家の墓に埋葬されておりました。
若くして逝った画家・関根正二の墓へ詣でる
第4ポイント『摩利支天』。
またもや白浜さん説明。摩利支天は女性の姿をしていて、イノシシにまたがっているらしい。
江戸名所図会を見ると、狛犬ならぬ狛猪が4頭(2対)参道に鎮座していてなんだかかわいい。
でも残念ながら、現在の摩利支天は小さく縮小されていて、参道どころか存続も危なそうな雰囲気。
度重なる災害や明治の神仏分離令で社名も日先神社と改められたりしたためなのか、狛犬も居ず、キツネさまが1対ばかし金網に囲まれた状態で鎮座しておりました。
すぐ近くには「泉養寺」というのがあって、蓮の池が有名だったらしいが、移転してしまい現在は無し。う〜ん残念。
第5ポイント『珈琲館』に休憩のティータイム。
住吉駅のすぐ近く。なんとか全員座れました。
最初、信号待ちをしている時、先発隊が珈琲館を出たり入ったりしていたので、全員は無理かもと気をもんでおりました。
「つくし野の久栄さま」が先日テレビで見たという、ダチョウの卵のプリンがある店が近くにあるらしく、2人で探そうと騒いでいたわけで。
ネットで調べたらありました。すぐ近くじゃんかよ。
手作り菓子工房 うふ
http://tedukuri-oeuf.com/index.html
ダチョウの卵で作ったプリンは毎月第1日曜日、50個の限定販売。
だ・か・ら、土曜日のウォーキング時にはゲットは無理。きゃはは!
気をとりなおして、珈琲館でワタクシおまさが頼んだものは、
「キャラメルフロスティ」480円。
歩くのにはチト熱かった日にゃ〜丁度良い飲み物でした。
第6ポイント『猿江恩賜公園』。
ココも貯木場だった。センセの説明によると、お金持ちは1軒分の材木を木場に預けておき、火事があってもすぐに立て直すことが出来るようにしていたらしい。
商家もすぐ商いが出来るようにと預けていたんだとか。
長屋に住んでた町民にゃ無理な話だね〜。
おまけのポイント『貨物車専用の架線があったトコ』。
古びた雰囲気が漂っておりました。シブイ!今は使われてないのかな。
おまけのポイント『五の橋』。
先日のウォーキングのおさらい。三代 豊国が本所五ツ目の渡船の株を持っていたことから「五渡亭」といわれていて、その橋がココ。
今のいままで気がつかなかったが、以前、鬼平熱愛倶楽部があった砂町文化センターに通ってた道にあった橋だった。お馬鹿だね〜。
で、なつかしい道をJR亀戸駅まで歩き、解散〜。
会食場所は亀戸駅ビル アトレ6F『刀削麺大陸』。
最初は「甕(カメ)割り小僧」ならぬ「甕割り爺(失礼!)」の儀式から。
センセが甕割りのセレモニー用にと「中華包丁・ひしゃく・デキャンタ・漏斗」まで事前準備。
新しいメンバーの井原さんが割る役になりました。紹興加飯酒の甕の口を中華包丁で叩き割る。
〔刀削麺大陸〕店での会食会場
いつも大変な作業なのに、今回は一振りで割れました。お見事。
いつもは五年陳年の紹興加飯酒なのに、今回は残念ながら3年ほど。
アルコール分16度。9リットル。
醸造元は残念ながら不明。輸入業者は「株式会社 永昌源」。
お料理は、豚肉・鶏肉・ゴーヤの冷菜、スープ、餃子、春巻、小龍包、海老チリ、肉と茸の炒め物、牛肉とピーマンの黒胡椒炒め、刀削麺6種、杏仁豆腐でした。
って記憶あってるかな?名前はいい加減だけどね。
ほとんど紹興加飯酒は余らなかったけど、センセの事前通達通りエヴィアンevian330ミリリットル位のペットボトルを持ってきたメンバーは満タン。それ以外の大きさのペットボトルを持ってきたメンバーは違反ということで、センセの指示で貰える量が決まりました。
ちょっとしか貰えなかったメンバーは胃に入れちゃえ〜と呑みまくり!
ここでお開き。解散となりました。みんなはドコかに二次会?
この後、おまさは「つくし野の久栄さま」と「むらいさま」とアトレの6階奥で催されていた、江戸浮世絵展示即売会に行きました。
なんと本物が売られていた何百万円!びっくり。
限定で売られている浮世絵をわざわざ出してもらって、間近で見せて貰ったり、説明を受けたりしたのにもかかわらず、無料プラス何も買わずに帰ってきてしまった。
目の保養にゃ〜なりましたね。さんきゅ!
そういやあ、江戸検定を受けると言ってた数名のメンバー、頑張ってね!
以上でおしまい。おつかれさま。
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