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0034大門通

『江戸名所図会』巻之一 天枢之部

キャプション

昔この地に吉原町ありし頃の大門の通りなりしにより、かく名づく。いまは銅物屋(かなものや)・馬具師多く住めり。

鐘ひとつうれぬ日もなし江戸の春 其角

 

                                                                         鬼平熱愛倶楽部 2009  永代橋際蕎麦やのおつゆ

 

                                      鬼平熱愛倶楽部 2031 世田谷の兎忠

コメント

中の画像の左のお店は武具屋だったのですか。
甲冑だけわかりましたが、あとは何だかわかりませんでした。

あ、馬具のようなものが見えますね。

甲冑、ああやって売って、買う人がいるのですね。

運ばれていく鐘とその一行の、いかにも重そう、という絵がいいですね。
それを眺める人も珍しいものを見るような顔つきで。楽しい絵ですねー。

江戸の商舗はどんなだったか。
テレビの時代劇では、作られたセットを、使いまわし使いまわしているから、どの業種でも同じような店構えになってしまう。
看板に書かれた業種の文字が変わるだけ。

それが、誤ったイメージを植えつけがち。

あれ。
鋳こんだ文様や文字を、蓆をまわして、保護しながら運んでいるのではなかったんですか?

そう読んで、蓆を着せたのですが。

この絵を塗るとき、気をつかったのは、荷馬車の鐘の色を、どう表現するかということでした。西尾先生と「おつゆ」さんと三者三様だなあと感じました。「おつゆ」さんの色は明るくて素敵ですね。

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