0084竹芝寺の古事
解説
御所の火焚番が庭を掃きながら「などや苦しきめをみるらん、わが国に、七つ三つ造り居(す)えたる酒壺にさし渡したるひたえの瓢 (ひさご)の、南風吹けば北になびき、北風吹けば南になびき、西吹けば東になびき、東吹けば西になびくを見て、かくてあるよ」 と独り言をいったのを帝のむすめが聞いたのが縁で、むさしの国へ駈け落ちした。そして、建てられた宮の跡が竹芝寺。
鬼平熱愛倶楽部 2004 大川端のこなみ
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解説
御所の火焚番が庭を掃きながら「などや苦しきめをみるらん、わが国に、七つ三つ造り居(す)えたる酒壺にさし渡したるひたえの瓢 (ひさご)の、南風吹けば北になびき、北風吹けば南になびき、西吹けば東になびき、東吹けば西になびくを見て、かくてあるよ」 と独り言をいったのを帝のむすめが聞いたのが縁で、むさしの国へ駈け落ちした。そして、建てられた宮の跡が竹芝寺。
鬼平熱愛倶楽部 2004 大川端のこなみ
コメント
更科日記が元なのでしょうか?
そうだとしたら、この姫も軽率な・・・とは思いますが、恋愛に関してオープンな時代(オープンすぎる時代)だったのかなあと想像します。
投稿者: 豊島のお幾 | 2006年02月28日 17:17
“古事”とあるように、縁起絵巻の一場面のようなこの絵は、物語を空想しながら塗りました。
投稿者: 大川端こなみ | 2006年02月27日 14:19