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0090高輪海辺七月二十六夜待

『江戸名所図会』巻之一 天枢之部

『御宿かわせみ』に登場

高輪海辺二十六夜待
 [13-3 麻布の秋]p82 新装p81

コメント

二十六夜待というのは月待講のこと
だそうで、古くは信者だけが海岸に
でて一晩中、念仏題目を唱えて月の
出を待ったが時代を経るにつれて遊び
が主になり、水茶屋が繁昌し、雑談や
四方山話に我を忘れて過ごした、と記されてる。
 当夜の人手の多さが描かれてる。

江戸の行事も現代に残っている方だと思いますが、これはもうないですよね。この夜の月は阿弥陀三尊の姿になって昇天すると言われ、その三光を拝するために高台や海辺に集まったとありますが、ようは騒ぐ理由のための行事という気がします。

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