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0262富士見坂一本松

『江戸名所図会』巻之三 天璣之部

現在の宮益坂

『鬼平犯科帳』に登場

宮益坂上
 [20―2 二度あることは]p87 新装p90

 

                                        鬼平熱愛倶楽部 2028  聡庵

コメント

この図会から、今の道玄坂・宮益坂近傍を想像しろと言われても現代人にはまず難しい。

でも、江戸時代後半過ぎても、まだこのようなのどかで閑散とした情景だったんですね。

早春のイメ-ジで彩色。
長い冬からやっと春らしさが見え始めた時期のつもりで塗りましたが、腕がそこまで追いつきません!!

この風景が渋谷~青山にかけての宮益坂だなんて!江戸時代はかなり郊外だったんだなあ。

想像がつかなくて現在の地図を見つめる。
まず、渋谷川は宮益坂側には顔を出して残っていない。渋谷駅の南側から明治通り沿いに申し訳なさげにひょっこり顔を出す。
坂の名称も変ってしまった。千代田稲荷(御嶽神社)の御岳権現の利益を享受するという意味で町の名前が宮益町となったことから宮益坂となった。
一本松の情報がWeb上のどこにもないのが残念。これだけ立派なんだから欠片だとしても残っていて欲しかった。

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