0491王子権現祭礼
『江戸名所図会』巻之五 玉衡之部
キャプション
毎歳(としごと)七月十三日神前の舞台に置いて十二番の拍板打(ぴんさらさ)興行あり。この日同じ舞台へ、 赤得水のかける番付を掲ぐる、左のごとし。第一番 中門口。第ニ番 道行き腰筰(こしさらさ)。第三番 行き違い腰筰。第四番 背摺り腰筰。 第五番 中居り腰筰。第六番 三拍子(みつびょうし)腰筰。第七番 目礼腰筰 第八番 捻(ひね) り腰筰 第九番 中立ち腰筰 第十番 搗き腰筰 第十一番 筰流し 第十二番 子魔帰り
解説
この田楽奉納の拍板打(びんささら)興行は、地元の高木氏によって復元され、舞童(まいわらべ)たちによって、毎年8月のある日曜日、 奉納されている。感激的な見ものである。
朝日カルチャーセンター[鬼平]クラス 2106 木下博介