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0584猿江 泉養寺

『江戸名所図会』巻之七 揺光之部

キャプション

池頭(いけ)に生ずるところの蓮花(はちす)は重弁紅花にして花形牡丹に髣髴(さもに)たり。ゆえに奇観とす。 寛政九年の晩夏はじめてこの花を発(ひら)きしより、いまに至り年々しかり。

(千葉県市川市国府台5-26-)

 

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コメント

この寺は深川の開発人の深川八郞右衛門の代々の墓所がある。
はじめ八郎右衛門の兄が駿府の国の寺に住していたが、弟の懇願で深川神明宮に移す、が振袖火事で類焼。その後新田開発にかかり、居宅を猿江町に移す。その時に本堂など建立の際に湧き水を利用して蓮池を造った。
蓮池の寺として庶民には、物見遊山で賑わったとある。
その後、関東大震災で消失。再建の場所を今の国府台に難儀の末移す。
何年か前に「国府台」の歴史・文化祭に「江戸名所図会」の塗り絵で参加した。会場の近くに、この寺を知り「深川さま」に墓参をさせていただいた。
ここには池は見当たらなかった。

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