この辺り、前は堀川、うしろはかの十万坪埋立地で、一面の葦原と耕地が展開し、田園と水郷の風趣濃厚な風景である。
その百姓家に住み暮すのは、なんと八人の浪人であった。
十万坪の東が砂村新田。そこに、のちに[霜夜]の果たし合いの舞台となった砂村の元富岡八幡宮が鎮座している。
砂村富岡元八幡宮
(『江戸名所図会』)
深川洲崎十万坪
(『名所江戸百景』)
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