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2003年11月28日(金) |
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関の弥太郎の生国は…… |
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発信:西尾のひとりごと――― |
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11月17日付の当コーナーへ、富川さんが長谷川伸師の戯曲のことを投信されました。
で、[関の弥太っぺ]の通り名の「関」から、関宿で捨て子にされた伊三次を連想しましたが、関の弥太郎の「関」は、東海道の関宿ではなくて、常陸の国は結城在の関本でした。
同じ[関の弥太っぺ]には、博徒で〔平木〕の豆鉄が登場しますが、これって[浅草・御厩河岸]の密偵・豆岩命名のヒントかも。
[瞼の母]には、『剣客商売』の本所横網町の居酒屋〔鬼熊〕の命名に関係ありそうなのが出てきます。江州阪田の郡、醒ヶ井から南へ一里、磨針(すりはり)峠の山の宿、番場の忠太郎の産みの母親・おはまが江戸・柳橋水熊横町でやっている料亭〔水熊〕がそうです。
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