西尾さんから次のような資料をもらったので、描いてみました。

資料

(相生町の)四丁目と五丁目の境の道が、俗に〔二ッ目通り〕とよばれる道で、南へ行くと二ッ目橋。その角地に、長谷川平蔵なじみの軍鶏鍋屋〔五鉄〕
[12-3 見張りの見張り]p118 新装p124


彦十は、あわてて、五鉄の店の前の天水桶の陰へ身を寄せた。
[18-3 蛇苺]p94 新装p98


のれん「相鴨・しゃも鍋――五鉄」
[5-5 兇賊]p195 新装p205


表は油障子。幅一間の通路の両側にそれぞれ十畳敷きの入れこみ。
[8-2 あきれた奴]p53,58 新装p56,61


南側の、竪川沿いの道に面した窓から、涼しい夜風がながれこんできている。
[8-3 明神の次郎吉]p101 新装p107


孫八は(五鉄の裏口から出て)裏手の細道を曲がり、五鉄の東側へ出た。
[13-4 墨つぼの孫八]p172 新装p179


五鉄の裏手へは竪川に面した通りから細道が入り込んでいる。もう一つ、辛うじて人ひとりが抜けられる「猫道」が裏手から北側へつきぬけている。(*これで〔五鉄〕の表は西に向いていることになる。)
[14-3 殿さま栄五郎]p127 新装p128


路地を入って裏口から、せまい梯子段を二階座敷へ。
[13-4 墨つぼの孫八]p149 新装p155


五鉄とは竪川をへだてた南詰の林町一丁目に〔瓢箪屋利助〕という釣道具の店がある。
[10-5 むかしなじみ]p196 新装p205


おまさが二階に三つある部屋の奥の小部屋で寝泊まり。
[6-4 狐火]p116 新装p123


(鬼平がおまさの部屋でねむりこけてしまった翌朝)
目ざめたときは、もう五ッをまわっていて、窓障子に陽射しがあかるかった。
(*窓障子は東向き?)
[7-6 寒月六間堀]p215 新装p225



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