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0028錦絵

キャプション

江戸の名産にして他邦に比類なし。なかにも極彩色ことさら高貴の御翫びにもなりて、諸国に賞美することもっとも夥し。

コメント

>レンさん

>傘のマーク(のれんのところにある鶴の挟まれたもの)も気になります。
>何でしょう?

レンさんの疑問に触発されて、ちょっと調べてみました。
店前の行灯風看板にありますとおり、この店は、通油町(中央区)にあった、「鶴屋 喜右衛門」の店です。

ですから、屋標は鶴丸。しかし、行灯看板の描いているように、鶴の首は、左向きのものと右向きのものの、両方をつかっていました。

さて、軒のれんの鶴と鶴のあいだの、山形のものですが、山ツと読めます。ツルのツだとおもえます。

屋号の上に、仙鶴堂がつきますが、セではありませんね。喜右衛門のキでもありません。

やはり、ツでしょう。

で、同業者からは「山ツ屋さん」と呼ばれていたのでは?
というのは、鶴を屋標とした版元はほかにも数軒あったようで、それらと区別するために。

『江戸買物独案内』(文政7年 1824)には、鶴屋は1軒も広告を出していません。

で、『江戸の本屋 上・下』(中公新書)をあたりました。

家紋というのでしょうか、鶴の首が逆になっているものがあって、面白いですね。
デザイン的にそうしたかったのでしょうか。

傘のマーク(のれんのところにある鶴の挟まれたもの)も気になります。何でしょう?

女性の髪型もいろいろあって面白いですね。
左下の後ろ向きの人は、お城勤め風ですね。

いろんな職業の方がうろうろしていて面白いです。

凧が二つ揚がっているのに驚きました。道で揚げているんですね?

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