« 0026柳原堤 | homeへ | 0028錦絵 »

0027馬喰町馬場

『江戸名所図会』巻之一 天枢之部

キャプション

『鶴岡放生会職人歌合』博労恋 なべて世の人に手なれのあだごころつけすまひこそよしなかりけれ

広重『名所江戸百景』[馬喰町初音の馬場]

 

『御宿かわせみ』に登場

馬喰町馬場
 [1-4 秋の蛍]p120 新装p126
 [6-1 師走の月]p7 新装p7
 [8-7 藤屋の火事]p196 新装p203
 [13-6 鬼の面]p214 新装p213
 [14-5 六阿弥陀道しるべ]p149 新装p149
 [20-4 汐浜の殺人]p113
 [22-5 月と狸]p151
 [25-1 冬鳥の恋]p15

 

                              鬼平熱愛倶楽部 2001  相州藤沢宿゜ 秋山太兵衛

 

                                           鬼平熱意倶楽部 2026  西坂

 

                                       鬼平熱愛倶楽部 2030  足立の山勝

 

                                       鬼平熱愛倶楽部 2019  みやこのお豊

 

                                                   鬼平熱愛倶楽部 2020  茶木登茂一

コメント

佐藤雅美さんの直木賞受賞作『恵比寿屋喜兵衛手控え』(講談社文庫)を読む。

「北風がさえぎるように吹いて馬場に干してある幾枚もの、色とりどりの反物をはためかせた。
 馬喰町は御入国(家康の江戸への入国)当初、馬と馬喰が集まった町で、ここ初音の馬場は御武家が馬を責めたところだが、戦などということの絶えて久しい当節は、火除地のようになっていてふだんは西へ数丁の、紺屋町の染物職人の染物の干場につかっている。
 裁って手拭にするのだろう、目にそれとはっきり柄がわかるのは、吉原つなぎや芝翫縞など藍そめの木綿の反物だ」

広重[神田紺屋町]で、空に翻っているのが手拭になる染物であろう。

広重の色がすごいですね。イラストレーションっぽいですね。
どこの何のどういう絵なのかは全然わからないけれども。

雪旦の方は、いろんなものが描いてあって興味深いですね。
江戸の空は広かったんでしょうねぇ。

地下鉄・馬喰横山駅の出口A1を出て、ちょっと北西に歩いたあたりにあった馬場。

雪旦は珍しく、真正面に火の見櫓をでんとすえて、「わしだって構図・遠近法のイロハぐらい心得とるわい」と。

広重は、色合いで勝負---いささ逃げ気味。これでは、馬場の規模も伝わらない。
ま、幕臣たちが馬術をおこたっていたので、染屋が「ちょっと拝借」していたことはわかるが。

私の第一作目。先生から渡された時はどこから手をつけて良いかわからず、それでもじーと見つめていると、季節や時間、店の構え、着物の色など当時の様子がなんとなく自分なりに浮かんできて、エイヤッと一気に塗り終えたのを思い出します。
 典型的な遠近法で安定した構図が好きですネ。
 出来るだけあるがままの姿を再現できれば、と思いながら彩色しているのですがなかなか難しい。勉強不足を思い知る教材でもあります。

金魚様
超多忙な中見に来てくださったのですね。そしてコメントまでくださってとても嬉しいです。ありがとうございました。
この絵は始めての塗り絵なのですが
多くの先輩のもアップされているのでとても参考になります。
そして塗り絵の楽しさにはまりました。
これからも時間を作ってみにきてください、他の方にも教えてあげてね。

はじめて投稿いたします。
 一つ一つの描写が丁寧に描かれていて、見ていて楽しくなる絵ですね。
店の商品に目をこらしたり、通りを行く人の表情をうかがってみたり。
かっちりとした中に風俗や世相が表情豊かに表現されている気がします。
同じ図柄なのに、色によって季節感や時間帯が違って見えるのが面白いと思いました。
また拝見させていただきます。

当時の町の様子がいきいきと描かれている楽しい絵です。馬場の右手は紺屋(こうや)の洗い張りの光景でしょうか。馬場の原っぱは子供の遊び場。登城から帰る大名の列、それを見ているおのぼりさんや、土下座している武士、行き来する、上人や旅人などなど、虫眼鏡片手のえど観察です。当時馬喰町には公事宿や観光宿が幾つもあって、なかには観光マップや観光ガイドを置いていた宿もあったそうですからこの賑わいもうなずけますね。(署名なしで投稿してしまったようなので、再度投稿します。すみません。)

『江戸名所図会』の雪旦の絵の中でも、秀作5指に入るとおもう。

こころ憎いパースペクティブ(透視画法)---しかも左右ほとんど対称。よくぞ、この風景を切りとったとおもう。
火の見櫓さえ、遠近対称に描かれている。

私の始めての塗り絵でこれは色鉛筆で彩色しました。
大先輩方々とご一緒に掲載されて、恥ずかしい限りです。
でもこれがきっかけで塗り絵の楽しさを知った思い出の作品です。
「馬喰馬場」は江戸でもっとも旧い馬場といわれ、関ケ原の合戦の時は、此処で馬揃えをしたそうです。
その他馬市が開かれ、博労(ばくろう)達が住むようになり、馬喰町の名になたといわれております。
現在は問屋街の馬喰横山町あたりで、
私たちが「塗り絵」の展示会をしているところです。

コメントを投稿