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0132麦藁細工

キャプション

大森村の名産にしてこれを鬻(ひさ)ぐ家もっとも多し。五彩に染めて種々(くさぐさ)の器物を製す。他邦の人求めて家土産(いえつと) にせり。

コメント

>レンさん

>瓦は市街くらいにしかなかったのでしょうか。

この麦藁細工の店は、東海道第一の宿場の品川をすぎ、第ニの宿場の川崎の手前の大森ですからね。
江戸市中からかなり離れています。

街道筋のほかは、田圃でしょう。
江戸も朱線引きのあたりでは、瓦葺きはチラホラですから、大森あたりでは、瓦葺きはほとんど見られなかったでしょう。

瓦葺きだと、藁葺きの数倍太い柱が必要で、建築費もそれだけ余計にかかったので、市中では防火上、瓦屋根といわれても、なかなか、葺かなかったようです。

駕篭は、2人乗りといっても、もう一人は子どもです。
まあ、それでも、かつぐほうはたいへんだったでしょう。

茅葺きですね。
瓦は市街くらいにしかなかったのでしょうか。

瞽女さんがいらっしゃいますね。
もしかしたら越後瞽女さんな……。

籠(乗り物?)に二人乗っていたようですが、担ぐ方はたいへんそうです。

メガネの主人がひとくせありそうでいいですね。

『鬼平犯科帳』では、
右端下段のネズミが文庫巻き11の[穴]に、
真ん中あたりの女の子の前のハトが巻7[泥鰌の和助始末]に、
事件に関係する小道具としてつかわれている。

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