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2006年02月14日

0123千束池 袈裟掛松

『江戸名所図会』巻之ニ 天?之部

広重『江戸名所百景』[千束池袈裟懸松]

 

『鬼平犯科帳』に登場

千束池
 [21―5 春の淡雪]p181 新装p186

 

                                    鬼平熱愛倶楽部 2018  田無の弱法師

 

                                            鬼平熱愛倶楽部 2021 靖酔

(所感:「江戸の雨と雪」のテーマで彩色した作品で我ながら雨の様子がうまく出たと自画自賛している作品です。)

 

                                                                         朝日カルチャーセンター[鬼平]クラス 2106  木下博介

 

 

投稿者 nishiot : 2006年02月14日 03:45

コメント

江戸の南---池上本門寺のさらに先に、千束池があり(大田区)、そこの松樹に、日蓮が腰をかけたとか、袈裟を懸けたとの古説が伝わる 雪旦は、その日、夕立を降らせた。行く人の動きがあわただしい。 遠景をとった広重は、得意の前景物を描かなかったし、得意の雨もここでは避けた。 なんとも力弱い風景画となった。 広重の『百景』の中での傑作のひとつ---[大はしあたけの夕立]の雨足は、雪旦のこの[千束池 袈裟懸松]の夕立がヒントだったかも。 〔霧と雨と雪の画家]のヒントは、案外、こんなところにあったりして。

投稿者 西尾 : 2006年09月05日 14:50


雨が降りしきり、全体に冷え冷えとした感じ、馬上の人も歩く人も寒そうです。稲刈終わった頃でしょうか?

投稿者 亮のパパ : 2006年03月03日 16:40


この靖酔氏の彩色がどのように閃き、仕上げられたのか、その過程にある工夫、塗り進んでの楽しさなど興味深い。、「雨」のもつ雰囲気、色合いは「元絵」を見てから此処に辿りつくと考えると塗り絵作業は奥が深そうだ。

投稿者 tooru : 2006年02月28日 13:33


雪の情景はともかく、雨の風景はむずかしいです。 靖酔さんのこの洗足池は、1天にわかにかきくもり---って感じが出ていますね。

投稿者 西尾 忠久 : 2006年02月24日 16:52


江戸名所図会を彩色するときにひとつ気をつけることはこの名所が現在も現存しているかということです。 もし現存していれば出来るだけその場所を訪ねて見ます。 所感にも書きましたが雨の情景が少しでもあらわせたらと全体をやや暗いトーンでまとめて見ました。 出来上がった作品は私の好きな一点になりました。

投稿者 靖酔 : 2006年02月24日 13:07


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