0373山吹の里
『江戸名所図会』巻之四 天権之部
キャプション
山吹の里は、高田の馬場より北の方、民家の辺をいふ。昔太田持資、江城にありし頃、一日(あるひ)この戸塚の金川の辺に放鷹す。 急雨に遇ふて傍らの農家に入り、簑をからんことを乞ふ。ときに内より小女出でて、詞はなく盛んなる山吹の花一枝をもて持資に捧ぐ。こは 『後拾遺集』に「七重八重花はさけども山吹のみのひとつだになきぞかなしき」とある兼明親王の和歌によりて答へたるにて、 いまもその才覚を賞し、世に伝へて美談とせり。
第1回世界塗り絵大会 入選 鬼平熱愛倶楽部 2019 みやこのお豊
2151 落合千恵子 SBS学苑パルシェ(静岡)〔鬼平〕クラス
投稿者 nishiot : 2006年02月21日 05:35
コメント
江戸城を築城した太田道灌の若い時の
有名なお話です。
雨の降る様子を描くのに、太く塗ると雨の感じがせず、細いと突然の俄か雨の激しさが見えず、又傘もない貧しい娘の着物に苦心いたしました。
もっと暗さが出せたらよかったのではと思っています。
投稿者 みやこのお豊 : 2006年03月04日 01:46
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