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2006年02月12日

0016下駄新道

『江戸名所図会』巻之一 天枢之部

キャプション

神田鍛冶町の西の裏通りなり。『七十番職人歌合』のなかに月をよめる。

足駄作 山風の落ちくる露のふる足駄かたわれ月は木の間 ul

   

『御宿かわせみ』に登場

下駄新道
 [30-3吉松殺し]p81

 

                鬼平熱愛倶楽部 2004  大川端のこなみ

 

                               鬼平熱愛倶楽部 2006  豊麻呂

 

投稿者 nishiot : 2006年02月12日 07:42

コメント

下駄を作ってる店の分業作業の様子が綺麗に描かれてる。  ・丸太を切る人・奥の土間で錐で鼻緒の穴を開けてる様子・木槌やかんながあり・又商談の様子・下駄に漆を塗っている。これらの繊細に描写されているので塗るのが楽しかった。

投稿者 豊麻呂 : 2006年03月10日 05:16


神田鍛冶町でも、新道は、その名のとおり、消防車(?)を通すために設けられた都市計画の道なんですね。 その呼び方は「何々しんみち」なのに、こことどこやらは「じんみち」と濁ったんだそうです。

投稿者 西尾 忠久 : 2006年02月28日 13:11


下駄新道のあった現在の神田鍛冶町は名前の由来から考えても金物屋(刀・薙刀など)が多い土地ですが、裏通りへ入れば草履や鼻緒などを扱う業者もいたりとバラエティに富んだ町だったのだなあと想像がつきます。

投稿者 豊島のお幾 : 2006年02月28日 12:57


「下駄新道」でしょうか。 ここは、「じんみち」と濁って発音したはず。ふつうは「しんみち」と濁らない。 都筑道夫さんの「なめくじ長屋捕物さわぎ」(角川文庫)による知識。 ついでにいうと、このシリーズと久生十蘭『顎十郎捕物帳』が本格推理もの。 古典は岡本綺堂『半七捕物帳』。 これに坂口安吾をくわえると、良質捕物帳のすべて。

投稿者 西尾 忠久 : 2006年02月27日 17:11


 いなせな江戸の町のこの図は、下駄を作る音、呼び声、話し声、賑わいが聞こえてくるようで、難しかったけれど楽しい絵でした。

投稿者 大川端こなみ : 2006年02月27日 14:27


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