0488飛鳥山下
『江戸名所図会』 巻之六 玉衛之部
キャプション
飛鳥橋のあたりは、貨食舗(りょうりや)の亭造(やつくり)壮麗にして、後亭(さじき)のまへには皓潔(こうけつ)たる音無川の下流 (ながれ)をうけて、生洲(いけす)をかまふ。この地はるかに都下を離るるといへども、つねに王子の稲荷へ詣ずる人ここに憩ひ、終日 (ひねもす)流れに臨んで、宴を催し、沈酔すもも多し。夏日はことさら凛々たる河風に炎暑を避けて、帰路におもむかんことを忘るるの輩 (ともがら)もまた少なからず。
『鬼平犯科帳』に登場
[5-6 山吹屋お勝]p224
新装p235
[8-5 白と黒]p210 新装p222
投稿者 nishiot : 2006年08月28日 04:03