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車返しの古事 |
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塗り絵師 | ![]() |
西尾忠久 |
奥州・伊達の藤原秀衡、仏工運慶をして一刀三礼にして弥陀・観音・勢一光三尊の仏躯を造らしむ。奇特世に著としく、遠近の道俗帰依渇仰せしかば、源頼朝卿、これを伝へ聞きたまひ、懇請しきりなり。秀衡、厳命黙止(もだし)がたく、送りまゐらせんとする途中、武州・府中の辺りに至りけるに、蓮輿大盤石のごとくにしてさらに動くことなし。奥州に返されん由、命あり。これよりして、その地を車返(くるまかえし)村と称すなりと。のち、霊示により、阿弥陀如来像は堀内村来迎寺に安置す。 |
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