おふさが、日本橋・本町の呉服問屋で近江屋清兵衛方へ嫁入ることを二人がきいたのは、明和四年の春のことであった。
文庫巻1[本所・桜屋敷]

明和4年(1767)。長谷川平蔵、岸井左馬之助、ともに22歳。2青年は、道場隣の〔桜屋敷〕の孫むすめ・おふさ(18歳)に淡い恋心をいだいた。彼女が嫁いだ呉服問屋〔近江屋〕の本町2丁目はこの絵の1筋北だが、その町筋でも西方にこの絵のような富士が望めた。
駿河町・三井呉服店(『江戸名所図会』)





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