0023藍染川
『江戸名所図会』巻之一 天枢之部
広重『名所江戸百景』[神田紺屋町]
『御宿かわせみ』に登場
愛染川
[9-4 藍染川]p137 新装p143
[30-3吉松殺し]p120
つぶやき:
るいがいう。「紺屋が藍染をこの川で洗うからだっていいますよ。でも、 逢い初めと書いて、逢初川だという人もあるんです」[9-4 藍染川]
投稿者 nishiot : 2006年02月12日 08:43
コメント
染め上げた生地を屋根の上の櫓のように組んだ干場で、垂れ下がった谷間から街並み、江戸城の物見櫓、そして富士山が見通された有様は風情がある。また雪旦の絵は当に藍染め職人が橋の上で、雨降りで川の流れを心配してる様、引き売りに女性が買い物してる姿も風情があり、この絵を塗りたくなりますね。
投稿者 豊麻呂 : 2006年11月15日 22:16
広重は、北斎の人気にあやかるために富士山を多様した、となにかで読んだ記憶があります。
しかし、富士山描きの本家、北斎には遠く及ばず。。。
私的には広重には広重の良さがあるとは思いますが。。。
それにしても、雪旦さんの絵は染みますね。
彩色したくなってしまいます。
投稿者 mohalo : 2006年09月08日 19:08
神田紺屋町のすぐ北側を流れる藍染川。
『御宿かわせみ』のヒロイン・るいがいう。
「紺屋が藍染をこの川で洗うからだっていいますよ。でも、逢い初めと書いて、逢初川だという人もあるんです」[9-4 藍染川]
雪旦は、藍染橋上の人物に川水の色を眺めさせているのみ。
広重は、水色には目もくれず、藍染めを高くかかげ、その先に霊峰を配する。
ただ、広重は、富士を置きすぎる。119景中14景。
雪旦は、670余景中わずかに10景。
富士とさくらは売り絵の目玉なんだろう。
投稿者 西尾忠久 : 2006年09月08日 19:06