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2006年03月08日

0505金竜山浅草寺

『江戸名所図会』巻之六 開陽之部

キャプション

『回国雑記』 浅草といへるところにとまりて、庭に残れる草花をみて、 冬の色はまだ浅草のうら枯れに秋の露をものこす庭かな 道興准后

『東国記行』  角田川も見えわたるに、森のやうな梢あり。とへば「関東巡礼観音浅草といふところとなん。 立ちよりて結縁すべし」などいへば、秋ならぬ木末の花のあさくさの露ながれそふ角田川かな 宗牧

二十軒茶屋は歌仙茶屋ともいへり。昔はこのところの茶店にて、「御福の茶きゐれ」とて御詣の人を呼びけるとぞ。いまはその家の員 (かず)二十余軒あるゆゑに、俗これをよんで、二十軒茶屋といひならはせり。『五元集』  石の枕に鮓(すし) やありけるいまの茶屋 其角

法威よく衆生の憂ひを救ふ/小白華山彼岸の舟/もし馬郎を把(と)って水を渡らしめば/ まさに海底に泥牛あるに同じかるぺし 羅山子

聖観音宗(台東区浅草2-3-1)

広重『名所江戸百景』[浅草金竜山]

 

小林清親 浅草寺雪中

 

『鬼平犯科帳』に登場

 [2―3 女掏摸お富]p95 新装p101
 [2―4 妖盗葵小僧]p135 新装p143
 [4―4 血闘]p141 新装p150
 [5―1 深川・千鳥橋]p7,26 新装p7,27
 [5―3 女賊]p87 新装p91
 [5―5 兇賊]p180 新装p189
 [7―5 泥鰌の和助始末]p148 新装p155
 [9―5 浅草・鳥越橋]p211 新装p210
 [11―6 毒]p219 新装p228
 [12―4 密偵たちの宴]p165 新装p173
 [15雲竜剣―5 急変の日]p236 新装p245
 [18―1 俄か雨]p39 新装p41
 [19―2 妙義の團右衛門]p56 新装p56
 [19―6 引き込み女]p297 新装p307
 [20―7 寺尾の治兵衛]p255 新装p264
 [22迷路―1 豆甚にいた女]p37 新装p34
 [22迷路―2 夜鴉]p55 新装p53
 [22迷路―3 逢魔が時]p89 新装p85
 [23炎の色―1 夜鴉の声]p53 新装p52
 [24誘拐―2 お熊の茶店]p162  新装p154

『御宿かわせみ』に登場

浅草寺
 [1-6 師走の客]p199 新装p209
 [1-7 江戸は雪]p220 新装p231
 [2-4 幼なじみ]p105 新装p113
 [3-1 秋の七福神]p26 新装p26
 [6-1 師走の月]p11 新装p11
 [6-3 梅一輪]p105 新装p100
 [10-7 閻魔まいり(閻魔堂)] p195
 [13-1 夕涼みの女]p29 新装p29
 [13-2 大川の河童(伝法院)]p62 新装p61
 [13-6 鬼の面]p208 新装p207
 [17-1 尾花茶屋の娘]p21 新装p21
 [19-7 福の湯]p233 新装p233
 [20-1 花嫁の仇討]p8
 [21-3 犬張子の謎]p71
 [22-1 横浜から出て来た男]p24
 [30-2 浅草寺の絵馬]p49
 [31-1 江戸の精霊流し(淡島神社)]p136
浅草寺 歳の市
 [19-6 江戸の節分]p186 新装p186
 [31-7 猫絵師勝太郎]p236
奥山
 [4-4 鴉を飼う女(奥山)]p101 新装p104
 [14-5 六阿弥陀道しるべ(奥山)]p136 新装p136
 [19-2 花世の冒険(奥山)]p49 新装p49
広小路(浅草寺)
 [3-9 女主人殺人事件]p285 新装p300

『深川澪通り木戸番小屋』 に登場

 [1-4 深川しぐれ] p118

 

 

投稿者 nishiot : 2006年03月08日 14:06

コメント

雪旦が「金龍山浅草寺」を4丁の絵に描き、一枚の絵では語れない深さがある。  今、塗り上げた絵を見直してますが、当寺と今では受止め方が全然違っていて一枚々の上塗りにのめり込む程に広範囲に描かれ雪旦の絵のすばらしさを感じる。  

投稿者 豊麻呂 : 2006年11月25日 06:56


広重と雪旦の原画そして彩色された塗絵師達の絵を見比べると、皆が知ってりる「金竜山浅草寺」なので、その違いが鮮明です。 芸術としての広重と地誌としての雪旦です。 江戸の風情を知るのには雪旦は詳細で広範囲に描かれていて楽しめます。

投稿者 みやこのお豊 : 2006年09月06日 07:47


乗り換えなしで行けることもあって、年に何回かは訪れる所です。  ただ「鬼平熱愛倶楽部」に加わってからは、見るところが変わってきました。 その中の一つ。本堂の横や後を見て行くうちに、支院の集まっている一角に出たことがあって、その名前をメモした事があります。  金蔵院、観智院、法善院、自性院、梅園院、善龍院、吉祥院、妙音院、正智院、  實相院、無動院、誠心院、壽命院、智光院、延命院、日音院、妙徳院、長壽院、医王院、泉蔵院、金剛院、 が、確認できました。さて、切絵図と比べてみてください。いくつの支院が消えてしまったのでしょう。

投稿者 足立の山勝 : 2006年04月17日 20:30


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投稿者 nishiot : 14:06 | カテゴリー : f巻之六 /江戸名所図会 | コメント (3)