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2006年03月10日

0516駒形堂 清水稲荷

『江戸名所図会』巻之六 開陽之部

キャプション

この碑では江をあはれまぬ蛍かな 其角

広重『江戸名所百景』[駒形堂吾妻橋]

赤い旗は、化粧品店〔百助〕の看板(現在は仲店通りの裏へ移転)

小林清親 隅田川小春凪

 

『鬼平犯科帳』に登場

 [2―4 妖盗葵小僧]p137 新装p144
 [7―5 泥鰌の和助始末]p174 新装p182
 [13―2 殺しの波紋]p85,91 新装p88,94
 [14―4 浮世の顔]p176 新装p181

『御宿かわせみ』に登場

駒形堂(駒形)
 [13-2 大川の河童]p59 新装p58
 [17-1 尾花茶屋の娘]p21 新装p21
 [19-6 江戸の節分]p194 新装p194

 

投稿者 nishiot : 2006年03月10日 06:43

コメント

浅草の駒形堂の拝殿がどっちを向いていたかは、時代によって異なったらしい。 雪旦は、西面させているとおもわれるが、南側の石段の意味を解しかねている。 池波さんは、『剣客商売』で長次とおもとの小料理屋〔元長〕 を駒形堂の裏---としているから、西向きだと〔元長〕は大川の中になってしまう。困る。 広重は、そこを巧みに避け、赤い旗を高く掲げてすます。旗はじつは、化粧品店〔百助〕の目じるし。その上を鷹が舞う。 広重『江戸百景』中の、ぼくのベスト5の1景である。シンプルで、すがすがしい。

投稿者 西尾 : 2006年09月10日 14:52


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