0569新吉原仲之町八朔図
『江戸名所図会』巻之六 開陽之部
解説
八朔---8月1日は徳川家康が初めて江戸入りしたことで特別の日となっている。もっとも、新吉原の八朔は、 ある花魁が病気で臥せっていたのに、部屋まで押しかけた贔屓客が、花魁の白い寝巻き姿の艶っぽさに目をみはったことから、 8月1日には花魁たちが白衣装で接客いるのが慣わしとなった。(蔭の声:年に一夜しか着ない白無垢を買わされることで、 花魁たちの借金は増える)。
つぶやき:
『鬼平犯科帳』には、新吉原の情景はまったく出てこない。 盗賊たちには新吉原よりも岡場所のほうがふさわしいとの池波さんの思惑なんだろう。みごと。
『御宿かわせみ』に登場
八朔の白衣装
[15-7 八朔の雪](中之町八朔)]p202 新装p202
朝日カルチャーセンター[鬼平]クラス 2113 上尾宿のくまごろう
投稿者 nishiot : 2006年03月15日 08:31