0614弘福禅寺
『江戸名所図会』巻之七 揺光之部
キャプション
木犀や六尺四人唐めかす 其角
元禄ニ年仲秋初の『隅田川記行』牛頭山にまいる仏前に拝して斎堂にまゐりければ、机の瓶に朝顔をいけて眼前のあはれに
斎堂にあさがほいけてあはれかな 杉風
牛頭寺に遊ぶ 南郭 門外の長堤隅水の流/江東の宝樹牛頭に倚る/金竜閣を開く誰が家の宴ぞ/玉女波を凌ぎていづれのところに遊ぶ/ 壑に蔵す舟は潮岸を揺らして繫ぎ/機を忘る鳥は晩洲に下りて浮かぶ/到来心地まさに空闊なるべきに/なんぞ更に風烟客愁を起こすや
『御宿かわせみ』に登場
[3-1 秋の七福神]p26 新装p27
鬼平熱愛倶楽部 2020 茶木登茂一
投稿者 nishiot : 2006年03月24日 10:39
コメント
向島の長命寺のお隣りがこの弘福禅寺。黄檗宗のお寺とあって、楼門と回廊を持つ極めて中国的な佇まいのお寺である。
投稿者 森下の友の助(茶木登茂一) : 2006年04月03日 10:34