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2006年02月12日

0051佃島 住吉神社

『江戸名所図会』巻之一 天枢之部

キャプション

名月やこの住吉のつくだ島 其角

住吉神社(中央区佃1-1-)

http://www.sumiyoshijinja.or.jp/

広重『名所江戸百景』[佃島住吉乃祭]

小林清親 佃島雨晴

 

『鬼平犯科帳』に登場

佃島(船松町・渡し場、火の見櫓、住吉神社)
 [1―8 むかしの女]p256 新装p271
 [22迷路―7 座頭・徳の市]p209 新装p199
 [22迷路―9 麻布・暗闇坂]p250 新装p238

『御宿かわせみ』に登場

佃島
 [3-8 夏の夜ばなし]p231 新装p243
 [4-8 夕涼み殺人事件]p240 新装p253
 [15-3 恋文心中]p82 新装p82
 [21-4 鯉魚の仇討]p130
 [23-6 冬の海]p182
 [26-1 老いの坂道]p30
 [31-1 江戸の精霊流し(盆踊り)]p135
佃島の白魚網
 [28-4 江戸の蚊帳売り]p142

                                                                                                                 鬼平熱愛倶楽部 2006  豊麻呂

投稿者 nishiot : 2006年02月12日 14:55

コメント

佃島は、摂津からきた漁民へ家康が下賜した土地という。 北隣接地に、寛政2年(1790)、長谷川平蔵が無宿人を収容する人足寄場を建設した。翌年、併合した石蟹島を貸地とし、あがりを寄場の経費の足しにした。 雪旦は、幕府施設を描くことを遠慮し、寄場施設も避けた。 佃島を遠景に置いたのもそのためかも。 手前にちょっぴり先端だけ見せる船松町の火の見櫓のかげで、針売り女のおもんが寄場から渡舟してくる鬼平を待つ(文庫巻1[むかしの女])。 広重は、鎮守の住吉神社氏子中の幟をでんと真ん中にすえて祭りを象徴し、島であることは画題にまかせる。

投稿者 西尾 忠久 : 2006年09月09日 09:12


投稿者 豊島のお幾 : 2006年03月14日 17:51


『鬼平犯科帳』文庫巻1[むかしの女]で、人足寄場から渡し舟で船松町へ着いた鬼平を、火の見櫓の蔭から出てきた針売りのおろくが迎える記述があります。 絵の中央最手前に先端だけが描かれている火の見櫓がそれでしょう。 ただ、人足寄場は自家用舟を持っていたから、鬼平は渡し舟は使わなかったとおもいます。

投稿者 西尾 忠久 : 2006年03月13日 11:11


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