女密偵おまさの年譜
元旦なので、これからの当ブログの変容を予告する感じで
おまさの年譜を掲げます。
これは、1枚のCDにまとめるとき、2005年03月03日に掲げ
たおまさの記事に付加されるべきものです。
(参照: 女密偵おまさの項)
(罫を入れてないのでスペースがうまくそろうか心配)。
密偵おまさの年譜
宝暦8年
(1758) 1歳 父親:〔鶴〕の忠助。佐倉出身。母親は不明。
忠助の〔盗人酒屋〕は〔法楽寺〕の直右衛門
の盗人宿
明和4年
(1761)10歳 銕三郎(23歳)にひそかに恋ごころを抱く
[4-4 血闘]p137 新p145
安永3年
(1774)16歳 父親死去。〔法楽寺〕の下に。
平蔵は父について京都にいた。
[4-4 血闘]p139 新p142
安永5年
(1776)18歳 〔乙畑〕の源八配下に。
〔荒神〕の助太郎に可愛がられる。
この時〔夜鴉〕の仙次郎がレイプ。
[2-3 炎の色]p88 新p87
安永9年
(1780)22歳 〔狐火〕の妾の子:又太郎(21歳)
を初めて男にしてやる。
そのため〔狐火〕一家が追放。
[6-4 狐火]p118 新p125
天明元年
(1781)23歳 女児分娩。父親の里の佐倉へ預ける
〔野見〕の勝平の引きこみ。
[4-4 血闘]
天明2年
(1782)24歳 〔墨つぼ〕の孫八のために江戸で
引ききこみをつとめる
[13-4 墨つぼの孫八]
天明3年
(1783)25歳 女児の父親が死去
[4-4 血闘]
天明5年
(1785)27歳 ながれ盗め。
〔櫛山〕の武兵衛を手伝う。
[8-3 明神の次郎吉]p107 新p113
〔熊倉〕の惣十の引き込み。
このとき〔吉間〕の仁三郎と出会う。
[4-4 血闘]p149 新p156
〔峰山〕の初蔵のために二度ほど
(小田原城下と越後)助ける。
[23-1 夜鷹の声]p58 新p54
〔苅野〕の九平を二度ほど助けた。
[16-2 網虫のお吉]p62 新p65
天明8年
(1788)30歳 平蔵のもとへ現れて密偵となる。
〔乙畑〕の源八の配下だった
[4-4 血闘]
12月 おまさの指しで〔乙畑〕一味捕縛
[5-3 女賊]
寛政元年
(1789)31歳 全勝寺の門前で幼友だちで
〔法楽寺〕一味のおみねと出会い
逮捕につなげる。
[4-6 おみね徳次郎]p214 新p225
〔瀬音〕の小兵衛を助け〔猿塚〕のお千代
一味を逮捕のきっかけをつくる。
[5-3 女賊]
小兵衛はおまさがまだ〔乙畑〕の源八の
配下と思いこんでいる。
寛政3年
(1791)33歳 下総・佐倉の在にいた叔母が病死。
帰路、松戸の遠縁の家に一泊。
[6-4 狐火]p111 新p118
軍鶏鍋屋〔五鉄〕二階奥の部屋に寝泊り。
[6-4 狐火]p116 新p123
二代目〔狐火〕の勇次郎と再会、結婚。
[6-4 狐火]p112 新p119
寛政4年
(1792)34歳 二代目勇次郎が病死。再び密偵に。
[6-4 狐火]
寛政6年
(1794)36歳 〔大滝〕の五郎蔵と結ばれる。
[9-2 鯉肝のお里]
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コメント
新年 明けましておめでとうございます。
本年もまたお邪魔させていただきたく、よろしくお願いいたします。m(_ _)m
そう「おまさ」・・・決して脇役などではなく、鬼平における ”ヒロイン” です。
新年の初めを飾るべく「おまさ」の年譜を掲げられた西尾先生・・・ほろ酔い加減のσ(^ ^)・・・思わず拍手です。/(^ ^;)
でも、[炎の色]事件来、、ひとり逃げた荒神のお夏と心通わせたおまさは、「あのひとは、私を殺しに、きっと江戸へ戻って来るにちがいない」と密かな覚悟をしている。[24-1 女密偵女賊]
「おまさ」のその後・・・池波先生はどんな構想をお持ちだったのでしょう。 やはり気になるところではあります。
おまさの産んだ女児のその後も一言も触れられたいませんが、波乱万丈の半生・・・ やはり「おまさ」は良い(好い)「女」ですねぇ。
投稿 さくらぎ | 2006/01/01 11:59:00
さくらぎさま
新年おめでとうございます。
そして、お久しぶりでございます。
年の初めに新しいブログのご計画が発表され、
益益興味深々のブログですね。
私も子供の行方が気になっておりました。
西尾先生が素的な推理をしてくださるかもしれませんね、
投稿 みやこのお豊 | 2006/01/01 15:17:43
>さくらぎさん
明けまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
[おまさの年譜]に、3月3日の[女密偵おまさ]へクリックで飛べるように、リンクを張りました。
ところで、文庫24、未完の[誘拐]のその後の筋書きに、ぼくなりの推理がつきましたが、これは、このブログの最終段階で、公開、検討していただくつもりです。
これからも、ちょくちょく、お遊びにいらしてください。
>みやこのお豊さん
お豊さんも、いろいろ、感想をお願いしますね。
投稿 ちゅうすけ | 2006/01/01 17:01:34