2006年9月18日のハイライト
文庫巻8-6[あきらめきれずに]をアップ。
少年の純真な心情を保ちつづけている岸井左馬之助に伴侶ができる、読み手が心待ちしていた篇。
---というわけで、江戸から8里(32km)の府中と、関戸へ出かけて取材。まあ、いまは電車だから、座ったまま到着。
関戸へはバスで20分。
多摩市の関戸文化センターは、丘の上に建てられていた。そこから関戸金毘羅権現まで、徒歩5分。
府中では、六所明神社(大国魂神社)の宝物殿で、くらやみ祭りに渡御する大御輿などを拝観。隣の善明寺の美しい前庭。
さらに八幡から武蔵野に特有なはけづたいの東郷寺は、近代の建築だが、グランプリ映画『羅生門』の撮影に使われた門扉が圧巻。
各篇の項目詳細の紹介は、1/3の8巻をが終わったところで小休止。
あすからは、内容を改めて---。
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コメント
「あきらめきれずに」の現場には数年前に行きました。
現在は立派な橋が架かっているので舟を使って往復した
原作の感じは掴めませんでした。
対岸の高台にある庵まで登ってみると息苦しい急な坂で
現在は車で頂上まで行けますので感じは掴めません
が府中から多摩川を渡って多摩市に至る道は面白いですね。
投稿: edoaruki | 2006.09.18 08:30
関戸は多摩市でしたね。市民センターでは、朝日カルチャーセンター〔鬼平〕クラス卒器生Kさんのお世話になりました。
小野田治平の家は、善明寺の裏側と『聖典』にありますが、
それって、崖の下でしたね。
まあ、家が密集してましたから、鬼平のころもそうだったのかも。
なんといっても、六所明神の境内に接する甲州街道筋の番場宿の内ですから、当時から開けていたとおもいます。
番場宿のとっかかりの角---高札所のところに、御輿のお渡り所がありましたね。
投稿: ちゅうすけ | 2006.09.18 11:39
「あきらめきれず」の府中探索は印象に残る
ウォーキングでした。
六所明神社の宝物殿で「くらやみ」祭りに使う
壮大なお神輿、映画「羅生門」の撮影に使われた
門扉の圧巻であったこと。
先生のお話で、黒澤監督が「羅生門」の撮影時に
「くらやみ祭り」に大変興味を持たれた話を聞き
江戸名所図会「六所宮祭礼之図」の彩色にチャレンジ
しました。
長時間かけて塗り上げ(繰返し)お気に入りの一枚に
仕上げることが出来ました。
小説を通じてすばらしい探索が出来たこと、チャンスに
恵まれたことに感謝いたします。
先生ありがとうございました。
投稿: 豊麻呂 | 2006.09.18 14:10
>豊麻呂さん
府中の六所明神社(大国魂神社)の「くらやみ祭」を描いた「長谷川雪旦の絵を、ゴッホやモネが見たら狂喜したろう」とmixiの日記に書いたら、賛同したレスがつきましたよ。
http://otonanonurie.image.coocan.jp/2006/02/0312.html
それを、豊麻呂さんはお塗りになったんだから、ゴッホも顔負け---w@d)4>
投稿: ちゅうすけ | 2006.09.19 06:43