女密偵おまさの年譜
おまさの記事に付加されるべき年譜を掲げます。
(参照: 女密偵おまさの項)
(罫を入れてないのでスペースがうまくそろうか心配)。
密偵おまさの年譜
宝暦7年
(1757) 1歳 父親:〔鶴〕の忠助、酒々井(しすい)村出身。
      母親・お美津(みつ)も同村(ただし原作では不明)。
      酒々井=現・千葉県印旛郡酒々井町
宝暦9年 3歳  忠助が〔盗人酒屋〕を開店。
         店は〔法楽寺〕の直右衛門の盗人宿をを兼ねる。
宝暦11年
(1761) 5歳 母親・お美津病死 
 
明和4年
(1767)11歳 銕三郎(23歳)にひそかに恋ごころを抱く
             [4-4  血闘]p137 新p145
安永2年
(1773)17歳 父親死去。〔法楽寺〕の下に。
       平蔵は父について京都にいた。
             [4-4  血闘]p139 新p142
      〔乙畑〕の源八配下に。
安永5年
(1776)20歳 〔荒神〕の助太郎に可愛がられる。
              この時〔夜鴉〕の仙之助がレイプ。
       [2-3 炎の色]p88 新p87
 
安永7年
(1778)22歳 〔狐火〕の妾の子:又太郎(21歳)
       を初めて男にしてやる。
       そのため〔狐火〕一家を追放。
       [6-4 狐火]p118 新p125
 
天明元年
(1781)25歳女児分娩。父親の里の佐倉へ預ける
      〔野見〕の勝平の引きこみ。
       [4-4  血闘]
 
天明2年
(1782)26歳 〔墨つぼ〕の孫八のために江戸で
       引ききこみをつとめる
       [13-4  墨つぼの孫八]
 
天明3年
(1783)27歳 女児の父親が死去
             [4-4  血闘]
 
天明5年
(1785)29歳 ながれ盗め。
      〔櫛山〕の武兵衛を手伝う。
       [8-3 明神の次郎吉]p107 新p113
 
            〔熊倉〕の惣十の引き込み。
      このとき〔吉間〕の仁三郎と出会う。
      [4-4  血闘]p149 新p156
 
       〔峰山〕の初蔵のために二度ほど
      (小田原城下と越後)助ける。
             [23-1  夜鷹の声]p58 新p54
            〔苅野〕の九平を二度ほど助けた。
             [16-2  網虫のお吉]p62 新p65
 
   
天明8年
(1788)32歳 平蔵のもとへ現れて密偵となる。
            〔乙畑〕の源八の配下だった
             [4-4  血闘]
       12月 おまさの指しで〔乙畑〕一味捕縛
             [5-3  女賊]
寛政元年
(1789)33歳 全勝寺の門前で幼友だちで
            〔法楽寺〕一味のおみねと出会い
             逮捕につなげる。
       [4-6 おみね徳次郎]p214 新p225
 
            〔瀬音〕の小兵衛を助け〔猿塚〕のお千代
              一味を逮捕のきっかけをつくる。
        [5-3 女賊]
             小兵衛はおまさがまだ〔乙畑〕の源八の
             配下と思いこんでいる。
 
       
寛政3年
(1791)35歳 下総・佐倉の在にいた叔母が病死。
       帰路、松戸の遠縁の家に一泊。
       [6-4  狐火]p111 新p118
             軍鶏鍋屋〔五鉄〕二階奥の部屋に寝泊り。
            [6-4  狐火]p116 新p123
             二代目〔狐火〕の勇五郎と再会、結婚。
            [6-4  狐火]p112 新p119
 
  
寛政4年
(1792)36歳 二代目勇五郎が病死。再び密偵に。
       [6-4  狐火]
 
寛政6年
(1794)38歳 〔大滝〕の五郎蔵と結ばれる。
       [9-2  鯉肝のお里]
 
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コメント
新年 明けましておめでとうございます。
本年もまたお邪魔させていただきたく、よろしくお願いいたします。m(_ _)m
そう「おまさ」・・・決して脇役などではなく、鬼平における ”ヒロイン” です。
新年の初めを飾るべく「おまさ」の年譜を掲げられた西尾先生・・・ほろ酔い加減のσ(^ ^)・・・思わず拍手です。/(^ ^;)
でも、[炎の色]事件来、、ひとり逃げた荒神のお夏と心通わせたおまさは、「あのひとは、私を殺しに、きっと江戸へ戻って来るにちがいない」と密かな覚悟をしている。[24-1 女密偵女賊]
「おまさ」のその後・・・池波先生はどんな構想をお持ちだったのでしょう。 やはり気になるところではあります。
おまさの産んだ女児のその後も一言も触れられたいませんが、波乱万丈の半生・・・ やはり「おまさ」は良い(好い)「女」ですねぇ。
投稿: さくらぎ | 2006.01.01 11:59
さくらぎさま
新年おめでとうございます。
そして、お久しぶりでございます。
年の初めに新しいブログのご計画が発表され、
益益興味深々のブログですね。
私も子供の行方が気になっておりました。
西尾先生が素的な推理をしてくださるかもしれませんね、
投稿: みやこのお豊 | 2006.01.01 15:17
>さくらぎさん
明けまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
[おまさの年譜]に、3月3日の[女密偵おまさ]へクリックで飛べるように、リンクを張りました。
ところで、文庫24、未完の[誘拐]のその後の筋書きに、ぼくなりの推理がつきましたが、これは、このブログの最終段階で、公開、検討していただくつもりです。
これからも、ちょくちょく、お遊びにいらしてください。
>みやこのお豊さん
お豊さんも、いろいろ、感想をお願いしますね。
投稿: ちゅうすけ | 2006.01.01 17:01