« 深川洲崎 | トップページ | 両国の花火 »

2006.11.09

内藤新宿

整理していたら、[大人の塗り絵]に、広重の『名所江戸百景』をつけ加えるプランを立てたときのメモがでてきた。
参考までに、転記しておく。

まず、手順を考えてみた。
1.広重の「百景」はB4。わが家のスキャナーはA4。
  B4→A4へカラーコピー
  (今朝、テストしてみたら、20景にかれこれ1時間。
   とすると、100景に5時間)

2.スキャニング。3景=20分 100景=11時間

3.トリミングとリサイズ 3景=30分 100景=17時間

4.ブログへの取り込みとキャプション付け、リンクづけ
   1景=10分 100景=17時間

5.計51時間として、1日2時間あてて26日

上記は自分用のメモ。

タイトルは『百景』だが、実際には119景あるから、この試算の2割増しとなった。

これをやり遂げておいたから、[雪旦の江戸・広重の江戸]が短時間---といっても、1場面45分かかるのだが---まあ、なんとかつづけられそう。

四ッ谷内藤新宿

雪旦の新宿は、すべての絵の中で、もっとも生なましい宿場を描いている。池波さんなんか、この絵から、『剣客商売』の下っ引き・傘徳の女房を創造したことだろう。
(塗り絵師・田無の弱法師 鬼平熱愛倶楽部)
290_1

広重は、駅馬のお尻をクロースアップ。構図の奇抜さは認めるが、これで内藤新宿を猥雑さが十分に出ているとは、ちょっといえない。
320_11

拡大画像は↓クリック
0290四谷内藤新宿

|

« 深川洲崎 | トップページ | 両国の花火 »

169雪旦の江戸・広重の江戸」カテゴリの記事

コメント

雪旦の江戸、広重の江戸。スタートおめでとうございます。

四ツ谷、内藤新宿の項に、早速、拙い私の絵を採り上げていただき感激しております。
私ごとき作品、広重と比ぶべきもありませんが、いろいろ勉強になり、今後の糧にしたいと思います。

皆さまの秀作を楽しみに拝見させていただきます。

投稿: 田無の弱法師 | 2006.11.09 22:27

馬の足元の丸い形のものは馬糞。
茶屋や旅籠屋の遊女の評判も町の活気をあげ、産業道路として物資が馬で運ばれました。

町屋とともに、馬継ぎの施設も設けられ繁盛する宿駅として発展したようです。

馬の数も相当なもんでしょうから、馬糞の量もそれなりに・・・。笑っちゃうような構図ですね。

投稿: 永代橋際おつゆ | 2006.11.09 23:36

新興の宿場である新宿の猥雑さ---客を呼ぶ遊女や飯盛女、喜捨を乞う聖僧、大道芸人---ありとあらゆる人たちが通り過ぎたり泊まったり。
人の姿態が主役なのです。彼ら、彼女たちが背景から浮きでてこそ、新宿になります。

投稿: ちゅうすけ | 2006.11.10 06:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 深川洲崎 | トップページ | 両国の花火 »