内藤新宿
整理していたら、[大人の塗り絵]に、広重の『名所江戸百景』をつけ加えるプランを立てたときのメモがでてきた。
参考までに、転記しておく。
まず、手順を考えてみた。
1.広重の「百景」はB4。わが家のスキャナーはA4。
B4→A4へカラーコピー
(今朝、テストしてみたら、20景にかれこれ1時間。
とすると、100景に5時間)
2.スキャニング。3景=20分 100景=11時間
3.トリミングとリサイズ 3景=30分 100景=17時間
4.ブログへの取り込みとキャプション付け、リンクづけ
1景=10分 100景=17時間
5.計51時間として、1日2時間あてて26日
上記は自分用のメモ。
タイトルは『百景』だが、実際には119景あるから、この試算の2割増しとなった。
これをやり遂げておいたから、[雪旦の江戸・広重の江戸]が短時間---といっても、1場面45分かかるのだが---まあ、なんとかつづけられそう。
四ッ谷内藤新宿
雪旦の新宿は、すべての絵の中で、もっとも生なましい宿場を描いている。池波さんなんか、この絵から、『剣客商売』の下っ引き・傘徳の女房を創造したことだろう。
(塗り絵師・田無の弱法師 鬼平熱愛倶楽部)
広重は、駅馬のお尻をクロースアップ。構図の奇抜さは認めるが、これで内藤新宿を猥雑さが十分に出ているとは、ちょっといえない。
拡大画像は↓クリック
0290四谷内藤新宿
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コメント
雪旦の江戸、広重の江戸。スタートおめでとうございます。
四ツ谷、内藤新宿の項に、早速、拙い私の絵を採り上げていただき感激しております。
私ごとき作品、広重と比ぶべきもありませんが、いろいろ勉強になり、今後の糧にしたいと思います。
皆さまの秀作を楽しみに拝見させていただきます。
投稿: 田無の弱法師 | 2006.11.09 22:27
馬の足元の丸い形のものは馬糞。
茶屋や旅籠屋の遊女の評判も町の活気をあげ、産業道路として物資が馬で運ばれました。
町屋とともに、馬継ぎの施設も設けられ繁盛する宿駅として発展したようです。
馬の数も相当なもんでしょうから、馬糞の量もそれなりに・・・。笑っちゃうような構図ですね。
投稿: 永代橋際おつゆ | 2006.11.09 23:36
新興の宿場である新宿の猥雑さ---客を呼ぶ遊女や飯盛女、喜捨を乞う聖僧、大道芸人---ありとあらゆる人たちが通り過ぎたり泊まったり。
人の姿態が主役なのです。彼ら、彼女たちが背景から浮きでてこそ、新宿になります。
投稿: ちゅうすけ | 2006.11.10 06:17