神奈川、山梨、長野、新潟、冨山の各県出身の盗人
明治30年代に出た吉田東伍博士『大日本地名辞書』(冨山房)が、池波さんの書斎にあるのを見つけ、ひょっとしたら、盗賊の呼び名は、これに拠っているのではなかろうか---と思いついた。
明治に出たこの辞書についての池波さんの弁。
たとえば、故吉田東伍博士の著書〔大日本地名辞書〕のごときは、手垢のつくまで使用させてもらつてたいるが、ページをひらくたびに、この念の入った、ほとんど半生をかけてなしとげられた業績の恩恵を身にしみて感ぜずにはいられないのだ。([時代小説について] 朝日文芸文庫『池波正太郎自選随筆集 2』)
それから、同『辞書』を捜した。(その課程で、80万円分ほどの蔵書を神田の某古書店(南〇堂書店)に騙りとられたのもいまとなっては苦笑ものである。やはり、その南〇堂書店は、古書組合を除名されたらしい。蔵書を売るときには、南〇堂は注意マーク)。
けっきょく、『辞書』は自宅から3kmほどのところにある区の図書館が所蔵していた。
330名ほどの盗人の出身地がこれで特定できた。
地方自治体の担当の方々のお世話にもなった。
自ら出向いていって確認したこともあった。
そしておもった。うまく使えば観光資源になると。
ま、とりあえず、、ともにお愉しみいただきたい。
・神奈川県の出身の盗人
・山梨県の出身の盗人
・長野県の出身の盗人
・新潟県の出身の盗人
・富山県の出身の盗人
・石川県の出身の盗人
↑ 色変わりになった県名をクリックで、見られます。
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恐れずに、画面中のダイダイ色文字(関連人物)のクリックで、鬼平プロムナード(気まま散歩)をお愉しみください。
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