文庫 第7巻-5
[7-5 泥鰌の和助始末]寛政4年(1792)秋から正月て
               『オール讀物』1971年12月号
◆音羽の岡場所p141 新p151 
◆蕎麦屋〔亀玉庵〕 浅草奥山p148 新p155   独案内32丁
                      亀屋と東玉庵

〔亀屋〕と〔東玉庵〕を合成して浅草奥山へ
◆浅草寺(聖観音宗 台・浅草 2- 3- 1)     図会0505
◆茶漬屋〔弁多津〕 浅草奥山p151 新p159 
◆浅草田圃p152 新p159 

広重[浅草田圃酉の町詣](『名所江戸百景』)  
◆下谷通り新町 松岡重兵衛の住まいp157 新p165 
◆坪井道場 市ヶ谷左内坂p159 新p166 
◆鰻屋〔喜田川〕惣七 市ヶ谷田町。去春開業p159 新p167 
△蕎麦にしろ鰻にしろ、近年は、調理法に贅沢な変化があらわ
 れてきはじめた。辰蔵が子供のころは、鰻なども丸焼きにし
 たやつへ山椒味噌をぬったり豆油をつけたりして食べさせた
 もので、江戸市中でもごく下等な食物とされていたものだ。
 とても市中の目ぬきの場所に店をかまえて商売ができる代物
 ではなかった。
 それが近年、鰻を丸のままでなく、背開きにして食べよいよ
 うに切ったのへ串を打ち、これを蒸銅壺にならべて蒸し、あ
 ぶらをぬいてやわらかくしたのを今度はタレをつけて焼きあ
 げるという、手のこんだ料理になった。これをよい器へもっ
 て小ぎれいに食べさせる。
 「鰻というものがこんなにおいしいものとは知らなかった」
 いったん口にすると、後をひいてたまらなくなる。客がたち
 まち増え、したがって鰻屋の格もあがり、江戸市中にたちま
 ち、鰻屋が増えたのだ。p161 新p169 
◆市ヶ谷御門p159 新p167 
◆市ヶ谷八幡(新・市谷八幡15)境内p162 新p170 図会0338
◆浅草阿部川町 新堀川沿い。〔泥鰌〕の和助の住まいp163 
 新p171 
◆櫛屋 「木曾・お六くしどころ」の看板。和助の表向き商売
 店は16歳になるお妙がp163 新p171 
◆正行寺 阿部川町(戦災で葛・四つ木 5-15-21)p163 
 新p171 
◆甲州野田尻 旅籠〔島や〕常三郎p164 新p171 
◆浅草元鳥越 善右衛門店p165 新p173 
◆大工の棟梁〔大喜〕喜兵衛 浅草元鳥越p165 新p173 
★紙問屋〔小津屋〕源兵衛 南新堀。雁皮紙。豆州熱海 今井
 半太夫製p167 新装p174        独案内75,7883丁
◆南新堀p169 新p174 
◆赤坂p169新p177 
◆日本橋p169新p177 
◆車坂p169 新p177 
◆公春院(浄土宗 荒・南千住 1-32- 9)p169 新p177 
 (下谷にはない)
松岡重兵衛の住まいと公春院・下谷通り新町
◆軍鶏なべ屋〔五鉄〕 本所二ッ目。おまさが二階の奥の小部
 屋で寝泊まりp170 新p178 
◆深川蛤町p172 新p180 
★料理屋〔亀宗〕 浅草田原町1p172 新p182 
◆大工の棟梁〔大虎〕p173 新p182 
◆中ノ郷p174 新p182 
◆駒形堂p174 新p182              図会0516
◆両国橋p176 新p184 
◆道具屋〔加賀屋〕 三ノ輪。大家p178 新p186 
◆永久寺(天台宗 台・三ノ輪 2-14- 5 目黄不動)前p178 
 新p186 
◆御成道p184 新p193 
◆新吉原の西側p185 新p193 
◆料亭〔伊勢屋〕 川魚料理。上野山下p185 新p193 
                 独案内10,11,13,18,26丁
△鯉の洗いに葛そうめんをそえたものに、卵の黄身を月に見た
 ててあしらう。p185 新p193 
◆東本願寺p185 新p193             図会0526
◆三味線堀p185 新p193 
◆三味線堀・新堀川にかかる転軫橋p185 新p193 
◆浅草六軒町 お妙の実家。p185 新p194
◆麻布広尾 p190 新p199 
◆毘沙門堂 天現寺境内(臨済宗大徳寺派 港・南麻布 4- 2-
 35)p190 新p199               図会0218
◆光林寺(臨済宗妙心寺派 港・南麻布 4-11-25)p192 
 新p201 
◆目黒碑文谷村p197 新p206 
◆本所五ッ目の竪川べりp203 新p213 
◆越前堀p203 新p213 
◆日本橋川p203 新p213 
◆豊海橋p204 新p213 
◆竹下侯(出羽久保田藩。20万5800石)下屋敷(十間川南亀戸
  2丁目)東側p207 新p217 
◆長勝寺(切絵図誤植:[正]最勝寺)中ノ郷。松岡重兵衛の
 墓所(天台宗 江戸・平井 1-25-32へ昭 4年)p211 新p221
                         図会0610
△浅草田圃の上を白鷺が一羽 野鳥p150 新p157 
△稲雀がさえずっていた 野鳥p152 新p158 
△「庭の菊の香が、まだ鼻先に残っているように気がしていたの に……」p182 新p191 
△大森村の名産:麦わら細工の鳩p162 新p170   図会0132

〔泥鰌〕の和助が合図に見せた麦藁細工の鳩(部分拡大)
○継母:波津p173 新p181 
○妻女:久栄p144 新p151 
○長男:辰蔵 20歳p144 新p151 
○用人:松浦与助 49歳p144 新p151 
◎与力:佐嶋忠介p183 新p191 
◎同心:木村忠吾(うさちゅう)p146 新p153 
◎同心:酒井祐助p191 新p200 
◎同心:小柳(こやなぎ)安五郎p201 新p210 
◎同心:沢田(さわだ)小平次p201 新p210 
◎密偵:おまさ(まさ)p170 新p178 
◎密偵:〔相模〕の彦十p170 新p178 
◎密偵:〔小房(こぶさ)〕の粂八p183 新p191 
◎密偵:伊三次(いさじ)p183 新p191 
◎密偵:〔大滝(おおたき)〕の五郎蔵p193 新p202 
◎密偵:〔舟形(ふながた)〕の宗平 60すぎp193 新p202 
◎密偵:紋次p200 新p210 
◎密偵:勘四郎p201 新p210 
@高杉銀平 鬼平の師p147 新p154 
@道場主:坪井主水 辰蔵の剣術の師p146 新p154 
@岸井左馬之助p147 新p155 
○阿部弥太郎 辰蔵の悪友。高田四家町。旗本・阿部亀七郎の
 次男。23歳p144 新p182
○〔五鉄〕の三次郎p170 新p178 
○木村織部 阿部弥太郎の叔父。麻布広尾。p190 新p198
○井坂正右衛門 碑文谷村の肝煎名主p201 新p211 
○下目黒・年寄:五左衛門p197 新p207 
§@松(まつおか)松岡重兵衛 50歳前後。
 下谷通り新町に居住p157 新p154 
§〔地蔵(じぞう)〕の八兵衛 三代目が30歳で病死p156 
 新p163 
§〔泥鰌(どじょう)〕の和助 60歳前後。〔地蔵〕の元配下
 阿部川町に住む。亡妻おせき。亡子磯太郎。p152 新p160 
§和助の亡父:留次郎 大工p154 新p161 
○お妙 16歳。和助の櫛屋の小女p163 新p171 
§鰻屋〔喜田川(きたがわ)〕惣七p162 新p170 
○大工孫吉 女房おひろ。甲州野田尻から江戸へp164 新p172 
§〔茨木(いばらぎ)〕の弥之助p156 新p164 
§〔鶴(たづがね)〕の忠助p172 新p180 
§〔夜兎(ようさぎ)〕の角右衛門p187 新p196 
§〔不破(ふわ)〕の惣七 45,6歳。〔夜兎〕元配下p162 
 新p170 
§おかね 〔不破〕の女房p192 新p199 
§〔狐火(きつねび)〕の勇五郎p192 新p201 
§@塚田(つかだ)要次郎 浪人たちの頭分p206 新p216 
 | 固定リンク


コメント