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2006.11.11

神田明神社

神田明神社

江戸期の神田明神の境内は、雪旦の俯瞰図からさっするに、明神坂に直接に面しているほど、ひろかったのではあるまいか。

門前で甘酒を商っている天野屋の天野弥一社長を取材したときに聞いておくんだった(といっても、神田台地の地下に、後楽園球場よりも長い麹倉をもっているとかいってたから、相当古くから境内を借りていたらしい。後楽園が広さのたとえにでたほど、昔の取材。楊枝の山本会長が社長だったころと同時期)。

まあ、雪旦の俯瞰図で、むかしの広大な境内を想像するしかないか。
(塗り絵師・むらい 鬼平熱愛倶楽部)
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広重は、境内の広さ比べを避けて、曙の神田台地の景。そんなに早朝参詣者が多かったのかしらん。
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拡大画像↓クリック
0447神田明神社

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169雪旦の江戸・広重の江戸」カテゴリの記事

コメント

雪旦の時代に神田明神を俯瞰できるような場所は無かったでしょうから、雪旦の想像力はすごいものと思います。この神田明神に限らず江戸名所図会にはまるでヘリコプターから見て書いたような風景が多く、感心させられます。

投稿: 鬼平熱愛むらい | 2006.11.12 21:21

広重の、中央に、まるで電柱のようにすっくと立っている樹木は杉? 葉がはっきり見えませんね。

投稿: ちゅうすけ | 2006.11.13 02:35

広重の構図は大胆ですね。真ん中の樹木は真っ直ぐ立つ姿から杉に思えます。広重は遊び心があり、雪旦は生真面目という感じです。

投稿: 鬼平熱愛むらい | 2006.11.13 22:24

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