平蔵、これまでの盗賊体験(5)
平蔵(へいぞう 32歳)ばかりでなく、剣友・岸井左馬之助(さまのすけ 32歳)、〔鶴(たずがね)〕の忠助(ちゅうすけ 歿年54歳)、おまさ(21歳)にもかかわりがあるのが、〔法楽寺(ほうらくじ)〕の直右衛門(なおえもん 50すぎ)であろう。
とっかかりは、〔盗人酒屋〕ではじまった。
【参照】2008年4月29日~[〔盗人酒屋〕の忠助] (1) (2) (3) (4) (5)
2008年6月1日~[{名草〕の嘉平] (1)
2008年8月27~[〔物井(ものい)のお紺〕] (1) (2)
2005年9月2日[女賊おみね]
2009年11月30日[おまさが消えた] (2)
聖典巻21[〔蓮沼(はすぬま)の市兵衛]は、比較的最近の分だから、覚えている方も多かろうが---。
2010年2月11日~[〔蓮沼(はすぬま)〕の市兵衛] (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)
名前のついた盗人で聖典に顔を見せている盗人は、400名近い。
しかし、このブログ---すなわち、聖典がはじまる時期---長谷川平蔵が火盗改メ・助役(すけやく)を拝命した天明7年(1787)9月19日以前に首領となっており、逮捕をのがれていた者というのは、なかなかむつかしい。
まあ、天明7年まであと11年もあるから、じっくりと捜してみるが--。
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コメント
法楽寺の直右衛門一派のなかの、助戸の万蔵とかその女房だった物井のお紺、むすめのおみね、樺崎の繁三、名草の嘉平と、いかにも栃木・足利あたりの生まれらしい盗賊を配した進行に、改めて感心しました。
『犯科帳』を再読、三読している私ですが、ここまで法楽寺を究めつくしてはいません。
このブログをのぞくたびに、『犯科帳』の新しい読み方を教えられ、感謝とともに、発奮しています。
投稿: 文くばりの丈太 | 2010.08.16 04:58
>文くばり丈太 さん
いつも、うれしいコメントありがとうございます。お蔭で、夏負けすることもなくつづけられています。いや、つづけることの可否は脇において。
でも、ページ・ヴューも日によっては1000を超える日もでるようになってきました。毎日、つつげているお蔭でしょう。
あとは、コンテンツの質ですね。
史料さがしを急ぎます。
これからもご支援ください。
投稿: ちゅうすけ | 2010.08.17 04:20